施設の特徴からみる失敗しない老人ホームの選び方と見極めのポイントを病院の相談員が解説

病院・施設

有料老人ホームの種類は大きく分けて3~4種類です。

・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅

この記事ではこれらの施設の違いと選び方を解説します。

有料老人ホームの種類

冒頭でお伝えしたように種類は大きく分けて3~4種類です。

え?少なくない?と思った方

そうなんです。そんなに多くありません。

・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・健康型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者は基準を満たせば施設として認められます。

ほとんど施設だと思っていただいてもOKですね。

特徴をわかりやすくお伝えしたうえで、どこが違うかを確認しましょう。

介護付き有料老人ホーム

以下が特徴です。

・プライベートの確保
・看護介護スタッフ常駐
・費用が高い

特徴としては多くの部屋は基本個室でプライベート確保はされており、かつ長期で入所ができて介護スタッフが常駐している「施設」です。また費用は比較的高め。

基本的に施設内の職員看護や介護をしてくれる形態の施設になります。

そして、施設にもよりますが24時間で看護師または准看護師が常駐。24時間でなかったとしても必ずスタッフとしてはいます。

また、看取りも対応している施設もあるため、終の棲家として考えていただいてもOKです。

職員が常駐しているため医療や介護を手厚く受けられます。

マイナス面の特徴として

費用がほかの施設に比べて高く、都内では月額25万円程度。

詳細はURLを張っておきます。

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームの特徴は

・外部サービスを利用する

施設の中に職員はいますが施設によって看護師はいたりいなかっりですが、基本的にはいないと思ってください。

そのため、介護保険を利用して好きな事業所(訪問介護事業所など)からサービスを選択して利用することができます。

そのため担当のケアマネも必要になります。つまり、家にいるのと同じ感覚でサービスを利用するようなイメージです。

もちろん先ほどお伝えしたように外部サービスだけではなく、見守り、食事・掃除・洗濯の世話といった生活援助系のサービス提供はあります。これも施設によって何をやってくれるのか違ってくるので確認しましょう。

ある程度の生活支援(見守り、食事・掃除・洗濯の世話)を受けながら必要に応じて介護保険サービスを利用する施設なのです。

家で一人暮らしだけど「人の目が欲しい」「独居は心配」といった方など、自立した生活ができるけど心配がある方などが多く入所しています。

一応、介護保険サービスを利用して生活ができる方であれば(要介護状態など状態が重い方でも)基本的には入所は可能です!

そのため、

一人暮らしで自由な生活をしたいけど人の目は欲しい

と思っている方にお勧めですね!詳しくはこちらでどうぞ!

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームは

基本的に元気な方が入所する施設

いたってそのままです。

施設で提供されるサービスは、住宅型有料老人ホームと少し似ており、食事・掃除・洗濯のなど身の回りのことから緊急時の対応になります。

すごくわかりやすく言うと

お金に余裕のある元気な方が入所する施設

ざっくりと伝えすぎましたがイメージとしてはいいかなと。

施設によってはスポーツジムがついていたり、図書室などもあったりで、娯楽などの設備がしっかりついています

施設によって違うので確認した方がいいのと、費用もそれなりに高いです。

サービス付き高齢者向け住宅

イメージとしては

見守りのある高齢者向けの集合住宅

のような施設だと思ってください。もちろん、バリアフリーですね。

部屋の中に風呂とトイレもついており生活が室内で完結できます。

基本的に「賃貸住宅」の扱いなのですが、基準を満たしていれば有料老人ホームとしても取り扱われるのです。

そしてサービス付き向け住宅の特徴として

安否確認」「生活相談

といった2つのサービスが施設から提供されます。

安否確認と生活相談はそのままの意味です。

安否の確認をしてくれるのと生活の相談(医療的なことも含め)にのってくれます。

その他の食事や介護などはそれぞれの住宅によって提供してくれるかどうか異なります。

義務ではないので。ただ、多くは食堂でみんなで食べることが多いです。

注意点として、介護が必要になったら要介護状態で状態が重くなった場合には退去しなくてはいけない施設もあるので注意してください。

有料老人ホームの選び方

いくつかポイントがありますが、私が最も重要だと思う点は

本人の身体状態

だと考えています。

本人の身体状態を把握できていないと、適切なケアをしてくれる施設がどこなのかわかりませんよね。

元気な方

健康型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
住宅型有料老人ホーム

のような利用で問題ないかと思います。

逆に医療依存度が高く、24時間体制で見守りや医療行為が必要な方は24時間看護体制の

介護付き有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム

の選択になるかと思います。

介護付き有料老人ホームも住宅型有料老人ホームも施設によって24時間看護体制ではないことがあるのでしっかり確認して下さい。

このように、身体状態によって対応できる施設とそうでない施設があるため、施設を決めるにあたってまずはご本人の病状や身体状況を確認しましょう。

そのうえで施設の体制と対応できる範囲の確認をして探していくことが望ましいです。

費用や通える距離などは後回しでも問題ありません

まずは、「対応してもらえる施設」の候補をいくつか挙げてその中でさらに優先順位を決めて絞っていくのです。

何の確認もなしに安いから「ここにする!」などと決めてもご本人の病状や身体状況に対応できなければ何の意味もありません。

しっかりと確認するべきところは押さえておきましょう。

有料老人ホームを選ぶうえで大切なこと

この記事で施設の種類を把握をしたうえで!

・本人の病状と身体状況を確認する。
・そのうえで対応できる施設候補をいくつか挙げる。
・次の優先順位(費用や距離)を決めてさらに絞り込む。

私はこの過程がとても大切だと思います。

一見施設を選んでいるだけのようですが、その過程でしっかりと本人の様子を把握して気持ちの確認をしているからです。

ただの施設選びかもしれませんがご本人の今後の生活の場や療養の場となるところです。

慎重に決めていくことをお勧めします。