地域包括ケア病棟の役割【地域のケアマネさん必見】

病院・施設

こんにちは、ねこまるです。

在宅で介護をしているご家族やそれを支援しているケアマネさん、朗報です。
地域包括ケア病棟をうまく利用できれば医療依存度の高い(医療行為が多い)方でもレスパイト(預かり)入院ができます。

地域包括ケア病棟についての明日から使える知識を吸収していってください。
それでは解説していきます。

地域包括ケア病棟とは

そもそも、地域包括ケア病棟ってなに?という方へ。

地域包括ケア病棟の役割として

一般急性期病院(大きな病気やケガで救急車で運ばれる病院)に入院をして治療が終わったけれど「すぐには家に帰れない。」「リハビリとか介護保険サービスの調整が必要。」など、病院からすぐに自宅帰れない方のための病棟です。

簡単に言うと

「今の病院からはすぐに帰れないから、地域包括ケア病棟に入院をしてリハビリの継続と介護保険サービスの調整をしてから自宅に帰ろう」

といった感じで利用する病棟ですね。

その他にも、ご家族の介護負担軽減のためや年末年始のサービスが枯渇する時期などに、「レスパイト入院」を受け入れています。

レスパイト入院とは、預かり入院のようなものです。

地域包括ケア病棟の入院期限

注意してほしいのが、地域包括ケア病棟では入院期限があります。

入院をしてから最大60日間です。2か月ではく、60日です。

●あくまで60日は期限です。60日間ずっと入院できるわけではなく、在宅調整が済んだり、リハビリ目標が達成された場合、その時点から退院の調整が始まります。

●この期限を超えてしまうと、病院にはデメリットしかない為、期限で退院になる可能性が高いです。期限を超えての入院はできないので気を付けてください。

また、在宅調整やリハビリがゴールに達していなくても期限になれば退院になってしまいます。せっかく自宅に帰る前に地域包括ケア病棟で調整する時間を確保できたのです。早め早めの行動が一番望ましいですね。

さて、次にどうやって入院するの?ってなりますよね。

地域包括ケア病棟の入院方法

地域包括ケア病棟に入院する手順としてまず、地域包括ケア病棟がある病院(の窓口)へ連絡しましょう。

入院したい旨を伝え、本人の様子について伝えましょう。

その後、おそらく「かかりつけの病院からの診療情報提供書」が必要となるためかかりつけの病院に連絡をして作成してもらいましょう。

その情報提供書をもとに入院ができるかどうか判定をしたうえで受け入れ可否の連絡が来ます。

最後に入院の日程調整をして終了。

入院までの手順(まとめ)

1.地域包括ケア病棟がある入院したい病院の窓口へ連絡
2.入院したい理由や本人の様子について窓口の担当者に伝える
3.かかりつけの診療情報提供書を依頼して作成してもらう
4.窓口担当者へ情報提供書を送る
5.判定結果待ち
6.受け入れ可能だった場合日程調整

地域包括ケア病棟のリハビリ頻度

これはかなり気になる方も多いのではないでしょうか。

地域包括ケア病棟のリハビリは1日平均2単位(40分)です!

しかし!「平均」とは「患者さん全員の平均」を指しているため1日3単位(1時間)を週3回やる患者さんもいれば週1回20分だったりリハビリをやらない患者さんもいます

つまり

地域包括ケア病棟でリハビリはできますが、何単位(何分)できるかはその病院に入院してからでないとわかりません

このリハビリに関しては医師からのオーダー(指示)でリハビリスタッフがリハビリを行います。

なので主治医がリハビリは必要ないと判断した場合にはリハビリはできません。

域包括ケア病棟のリハビリでは、医師とリハビリスタッフなどが主にどの程度リハビリが必要か判断をして、医師の指示のもとリハビリを行います。

つまり

ご家族の「動けなくなっちゃったので、毎日1時間やってください!」

という希望は通りません

ただ、リハビリの希望があれば主治医に相談する必要があるので是非聞いてみましょう。

できれば「リハビリがなぜ必要なのか」「何をするために、どこまで身体機能を上げたいのか」など具体的な理由があると相談しやすいです。

地域包括ケア病棟の入院費

入院費は一般病院と変わりません。なので医療費+食費(+オムツ代+衣類のレンタル代)がかかる費用です。

入院する前に注意点

あくまで地域包括ケア病棟は「病院」です。

特に医療行為などがない場合は「施設でいいのでは?」といった理由で他の患者さんが優先になる可能性もあります。

「医療行為があって施設では対応できない」などの理由があると利用しやすいです。例えば「自宅で寝たきりになってしまい褥瘡(床ずれ)ができてしまっています。」とかだと処置が必要なので、入院する必要がありますよね。

入院するためには、ある程度医療行為が必要なことが多い。医療行為がないのであれば施設を検討するよう誘導されることもあります。

そして!別の注意点として地域包括ケア病棟に入院する場合

基本的には家に帰ることが前提です。

家に帰るつもりがない方の場合などは、入院を断られる可能性もあるため注意してください。地域包括ケア病棟は、在宅復帰(家に帰ること)が入院の条件になる可能性があるので注意をしてください。

また、どうしても帰れない場合でも自宅とみなされる施設(有料老人ホームやグループホームや特養など)に入所しなくてはいけないなど制約があるため気を付けましょう。